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米、ベトナムにワクチン100万回分寄付へ 接種完了2%止まり

[ハノイ 25日 ロイター] - ハリス米副大統領は25日、ベトナムの首都ハノイでファム・ミン・チン首相と会談し、米ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンを100万回分寄付すると表明した。

ベトナムの人口9800万人のうち、ワクチン接種を完了した人は2%弱と、アジアで最も低い部類に入っている。

ファム・ミン・チン首相は24日、世界保健機関(WHO)事務局長に書簡を送り、ワクチンの公平な分配を目指す国際的枠組み「COVAX」でベトナムを優先するよう要請。「可能な限り早く、最大限可能な量」のワクチンを提供するよう求めた。

近隣諸国の多くは、西側諸国のワクチンの入手が限られていることから、中国製ワクチンに強く依存しているが、ベトナムでは反中感情が強く、中国から受け取ったワクチンは約270万回分にとどまっている。

カンボジア、ラオス、インドネシアは中国製のワクチンを利用し、ベトナムよりも高いワクチン接種率を維持している。

ハリス副大統領のベトナム訪問に先立ち、中国の駐ベトナム大使は24日、ワクチン200万回分を追加で寄付することを約束した。

ベトナム政府は、ワクチンの到着が遅れていることから、ホーチミン市に軍を動員してロックダウン(都市封鎖)を実施している。

*カテゴリーを追加して再送します。

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