for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

米エマージェントのオピオイド拮抗薬、FDAが市販薬として承認

3月29日、米食品医薬品局(FDA)は、米医薬品受託製造のエマージェント・バイオソリューションズの医療用鎮痛剤「オピオイド」の拮抗薬「ナルカン(ナロキソン)」を、処方箋不要の市販薬として承認した。写真はナルカンの箱。2017年8月撮影(2023年 ロイター/Adrees Latif)

[29日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)は29日、米医薬品受託製造のエマージェント・バイオソリューションズの医療用鎮痛剤「オピオイド」の拮抗薬「ナルカン(ナロキソン)」を、処方箋不要の市販薬として承認した。オピオイドの過剰摂取から命を救う医薬品が入手しやすくなる。

同薬は現在、処方薬として販売が認められている。

エマージェントによると、ナルカンの市販薬は夏の終わり頃までに米国内の小売店とオンラインで入手できるようになる。価格についての詳細は明らかにしなかった。

ナルカンはオピオイドの過剰摂取の最初の兆候から数分以内に投与すれば、同薬の作用を即座に阻害する効果を持ち、正常な呼吸を回復させる。

米政府統計の推計によると、2021年の薬物の過剰摂取による死者は10万人を超えた。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up