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米年末商戦、店舗・ネットで滑り出し好調 賃金上昇が追い風

[ニューヨーク/ピッツバーグ 23日 ロイター] - 年末商戦の幕開けとなる感謝祭明けの「ブラックフライデー」を迎えた米国では23日、電気製品や衣料品などの大規模セールに多くの客が駆けつけた。好調な景気動向や賃金の伸びに支えられ、米消費支出が堅調に推移している様子が浮き彫りとなった。

 11月23日、年末商戦の幕開けとなる感謝祭明けの「ブラックフライデー」迎えた米国では、電気製品や衣料品などの大規模セールに多くの客が駆けつけた。ニューヨーク州ガーデンシティーで撮影(2018年 ロイター/SHANNON STAPLETON)

グローバルデータ・リテールのニール・ソーンダース氏は、今年のブラックフライデーが好調な滑り出しになったと指摘。同日午前までに買い物をした人の平均支出額は前年比2.1%増の407.20ドルとの見方を示した。

これまでに、ターゲットTGT.Nでの売れ筋商品はテレビのほか、アップルの「iPad」や「アップルウオッチ」といった高額商品、ウォルマートWMT.Nでは玩具やゲーム機、電話、調理器具などとなっている。

また、ターゲットやJCペニーJCP.Nなどは、米玩具大手トイザラスの経営破綻を背景に玩具の販売を拡充。こうした戦略は奏功しているもようだ。

インターネット通販も好調な模様で、アドビ・アナリティクスのデータによると、米東部時間10時(日本時間24日午前0時)までに取引額は6億4300万ドルと、前年比で27.8%拡大。スマートフォンの販売が主導しているという。

アドビは、今年のブラックフライデー1日のネット通販の取引額が64億ドルと、昨年のサイバーマンデーの66億ドルを超える公算が大きいとの見通しを示す。サイバーマンデーは感謝祭翌週の月曜日で、ネット通販の年末商戦開始日とされる。

また、感謝祭当日のネット通販の売り上げは前年比28%増の37億ドルだった。

マスターカードMA.Nのスペンディングパルスは、ブラックフライデーの実店舗・ネット通販を合わせた売上高が230億ドルを超え、前年の210億ドルから拡大する見通しを示した。

米北東部を見舞った寒波の影響で、客足が実店舗から遠のいた可能性があるものの、その反動でネット通販は押し上げられた可能性がある。また、業界アナリスト間からは、コートや冬物衣料品の需要増につながったとの指摘も聞かれた。

全米小売業協会(NRF)は、11─12月の米年末商戦の小売売上高が前年比4.3─4.8%増の7億1745万─7億2089万ドルと予想する。過去5年の平均は3.9%増。

米株式市場では、小売株の動向はまちまち。

メーシーズM.N、ターゲット、コールズKSS.N、JCペニー、アマゾン・ドット・コムAMZN.Oは0.8─3.7%下落。 

一方、LブランズLB.Nは2%高。ウォルマートは1%高、、アメリカン・イーグル・アウトフィッターズAEO.Nは1.3%高、ベスト・バイBBY.Nは0.7%高で終了。

S&P500小売株.SPXRTは0.6%安で取引を終えた。

*内容を追加しました。

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