[ワシントン 21日 ロイター] - 中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]は21日、自社の通信機器が米政府によって押収されたことを不服として米商務省を提訴した。
ファーウエイによると、同社はコンピューターサーバーやイーサネットスイッチなどの通信機器を中国から米カリフォルニア州の研究施設へ送った。通信機器は試験終了後に中国に送り返す予定だった。その際、免許申請は不要なため行わなかったという。
だが通信機器は米アラスカ州で米政府によって差し押さえられた。免許が必要かどうかの判断は示されていない。
ファーウェイは、通信機器がアラスカ州の米当局の倉庫に押収されたままになっていると指摘している。
同社は、通信機器は米国外で生産され中国へ送り返される予定だった上、輸出管理の対象から外れるため、免許は必要ないと主張。通信機器を返還するか、もしくは違法な輸出の判断を米商務省に示すよう求めている。
この件について米商務省は取材に応じていない。
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