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米最高裁、移民制限の暫定的継続認める コロナ対策として導入

 米連邦最高裁は12月19日、新型コロナウイルス対策として導入し、週半ばに失効する陸路の移民流入制限について、暫定的に継続させるべきとの判断を示した。写真はテキサス州で、国境警備施設に向かう移民ら。同日撮影(2022年 ロイター/Jordan Vonderhaar)

[ワシントン/シウダー・フアレス(メキシコ) 19日 ロイター] - 米連邦最高裁は19日、新型コロナウイルス対策として導入し、週半ばに失効する陸路の移民流入制限について、共和党優位の州が求めている同措置の維持に関する訴訟の審理が進行する間は、暫定的に継続させるべきとの判断を示した。

「タイトル42」と呼ばれる移民制限措置について連邦地裁は11月、無効判決を出した。これに対し共和党系の複数の州の司法長官は撤廃すれば移民の流入が増え、追加コストにつながるとして制限維持を申し立てた。

バイデン政権は21日の失効に向けて準備を進めており、ホワイトハウスのジャンピエール報道官は記者会見で、メキシコとの国境に追加で必要となる人員、技術、移民収容施設、輸送の費用として議会に30億ドル強を求めていると明らかにした。

米当局は、タイトル42が解除された場合、1日当たりの不法越境者が現在の約2倍の9000─1万4000人に増えると想定して備えてきた。

タイトル42はトランプ政権下の2020年3月に導入され、バイデン政権でも1年余り維持された。

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