January 26, 2018 / 1:43 AM / 4 months ago

トランプ米大統領、「ドリーマー」救済法案の枠組み提示

[ワシントン 25日 ロイター] - トランプ米大統領は、幼少期に親と米国に不法入国した「ドリーマー」と呼ばれる180万人の若者らの救済策に関し、与野党が受け入れ可能な移民法案の枠組みを明らかにした。

 1月25日、トランプ米大統領は、幼少期に親と米国に不法入国した「ドリーマー」と呼ばれる180万人の若者らの救済策に関し、与野党が受け入れ可能な移民法案の枠組みを明らかにした。 写真は 移民法案や移民に対する強硬姿勢に反対する人たち。22日、カリフォルニアで撮影(2018年 ロイター/Lucy Nicholson)

民主党からの十分な票を確保する譲歩目的で提示されたもので、2月上旬に上院で初回の採決を予定している。ただ、共和党強硬派に配慮して、国境警備の強化や新規移民の入国禁止など多くの項目が含まれている。

政府高官は記者団に対し「大統領にとってこれは最終決定のようなものだ」と説明。一部の詳細について決定するのは議員だとした上で「現実的な内容なら、大統領は署名するだろう。そうでなければしないだろう」と述べた。

トランプ大統領の案は、メキシコ国境に壁を建設するための250億ドルの「信託基金」設立や、カナダ国境の警備強化への投資などを求めている。

トランプ大統領は2016年の選挙戦で、移民に対する強硬姿勢を主眼に据えていた。昨年9月には、ドリーマーに対し一時的に滞在・就労資格を与えて強制送還を猶予する制度「DACA」の撤廃を表明。議会が新たな法案を通過させなければ、ドリーマーの保護措置は3月に終了すると述べた。

DACAは約70万人に適用されているが、資格があるにもかかわらず申請していない多くの移民がいるとホワイトハウスはみている。180万人のドリーマーは、職業を持ち犯罪歴がなければ、10─12年で市民権を得られるという。

共和、民主両党は2月8日までのつなぎ予算で合意し、移民政策に関する取引での合意に小さな可能性を残した。共和党のミッチ・マコネル上院院内総務は、トランプ大統領の案はこれらの協議の助けとなるとの期待を表明。「移民問題に関する上院での協議が継続し、両党が合意に向けて進む中でこの枠組みを指針とするだろう」と述べた。

共和党のトム・ティリス上院議員は、大統領の案を「現実的」だとして評価。「枠組みは、両党と米国民に支持された政策を提案している」と話した。

ただ、交渉は難航が予想される。

トランプ大統領が24日に臨時の質疑応答で一部の方策について説明した後、連邦議会の保守派からは懸念が噴出した。対移民強硬論者である共和党のテッド・クルーズ上院議員は、不法移民に対して市民権への道を開くことは「重大な過ち」になると主張。選挙民に対する約束を違えることになると批判した。

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