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米大統領報道官、テキサス国境警備隊の「投げ縄」移民威嚇を批判

[シウダードアクニャ 20日 ロイター] - 米国とメキシコの国境を流れるリオグランデ川の川辺で米入国を求めるハイチ移民らが大量に野宿している問題で、国境警備隊員が馬用の縄を振り回して追い立てる映像が拡散し、サキ米大統領報道官は20日、「不適切で容認できない」と批判した。

川を渡ってテキサス州側にたどり着いた移民たちは、食料や水を買い求めるためメキシコ側にいったん引き返してはまた戻ることを強いられている。ロイターの目撃情報では、この際に馬にまたがったカウボーイハットの隊員らが移民の行く手を遮り、1人は投げ縄に似た太いひもを移民の顔近くまで振り回していた。明らかに縄で移民を脅している隊員の動画も出回っている。

サキ氏は「自分はいきさつの全容がよく分かっていないが、どんないきさつならこんなことが適切になるのか想像できない」と語った。

ソーシャルメディアの幾つかのコメントは、馬上の白人隊員が逃げ惑う黒人男性を追い掛ける映像が、米国で黒人が歴史的に受けてきた不正義を呼び起こすと指摘している。

国境警備隊の責任者、ラウル・オルティス氏は、そうした行為が警備隊のやむにやまれぬ行動だったことを確かめるため調査していると述べた。隊員たちは困難な環境で職務に当たっており、移民たちの安全を確保しようとしながら人身売買業者の捜索にも当たっているとも表明した。

米国土安全保障省のマヨルカス長官はデルリオでの記者会見で、馬に乗った隊員らが「馬を制御するために」長い縄を使っていることは認める一方、「われわれは事実関係を調査する」と強調した。

リオグランデ川では橋の下に最近、母国でのギャングの暴力や極度の貧困や災害などから逃れようとしてたどり着いた移民たちが大勢野宿している。しかし、このうち何百人ものハイチ人が、米当局によって航空機でハイチに強制送還されることを恐れてメキシコ側に戻った。入国希望者があふれたため、米当局は既に17日に国境を封鎖。航空情報サイトのフライトアウェアによると、実際に19日には最初の送還便がハイチに到着し、20日にはさらに3便が到着予定。マヨルカス氏は1日当たり1-3便のペースになると述べた。

ハイチから数カ月かけてたどり着いた人々からは、7月の大統領暗殺で治安がさらに悪化したことに加え、8月に大地震で壊滅的な被害に見舞われたことで出国を決めたとの声が聞かれた。

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