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米トランプ政権、21年度の難民受け入れを過去最低の1.5万人に

9月30日、米トランプ政権は、2021年度に受け入れる難民の上限を過去最低の1万5000人とすることを議会に提案する方針を明らかにした。写真はワシントン州オリンピアで2015年11月、難民の受け入れ反対を訴えるデモ参加者(2020年 ロイター/David Ryder)

[30日 ロイター] - 米トランプ政権は30日、2021年度(20年10月から21年9月まで)に受け入れる難民の上限を現行の難民受け入れ制度下で最も低い1万5000人とする方針を明らかにした。

国務省は「新型コロナウイルス感染症が大流行する中で、米国民の安全と福利」を優先させる政権の方針を反映したと説明した。

昨年度は上限を1万8000人に減らしたが、身元調査の強化や新型コロナの流行により、実際に定住したのは1万1814人(最新政府統計)にとどまった。

米大統領は通常、年度初めに年間の受け入れ上限を設定する。最終決定の前に、議会に諮ることが法律で義務付けられている。

21年度の受け入れ上限の内訳は、宗教を理由とする迫害を受けたあるいは受ける恐れがある難民が5000人、米国に協力した実績があるイラクからの難民が4000人、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラスからの難民が1000人、その他が5000人。

20年度のイラクからの難民受け入れの上限は4000人だったが、政府統計によると、実際に米国に定住したのは9月25日時点で123人にとどまった。

現行の難民定住制度の基礎は1980年難民法だ。トランプ政権が計画する21年度の上限は、今の法制下で最も低い。オバマ前大統領は退任の直前に17年度の上限を11万人に設定したが、トランプ氏は就任後すぐにこれを半分に減らした。

大統領選挙の民主党候補バイデン前副大統領は、受け入れる難民の上限を年間12万5000人に引き上げると表明している。ただ、どれぐらいのペースで拡大するか明らかにしていない。トランプ氏が削減する前の水準に戻るには、数年かかるとの見方もある。

*内容を追加しました。

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