June 21, 2019 / 10:55 PM / 3 months ago

米エクソンのイラク油田交渉が膠着、イラン情勢も影響

 6月21日、イラク南部の産油量拡大事業交渉を巡り、米石油大手エクソンモービルとイラクが膠着状態に陥ったことが、同国当局者らの話で分かった。写真はバスラ近くにあるエクソンの油田。6月21日撮影(ロイター/Essam Al-Sudani/File Photo)

[バスラ(イラク)/バグダッド 21日 ロイター] - イラク南部の産油量拡大事業交渉を巡り、米石油大手エクソンモービル(XOM.N)とイラクが膠着状態に陥ったことが、同国当局者らの話で分かった。同事業の規模は530億ドルに上るが、契約を巡る対立や安全保障上の懸念、隣国イランと米国の緊張激化が重しだという。

イラクのアブドルマハディ首相は先月、同社や中国石油天然ガス(ペトロチャイナ)と30年間のエネルギー協定署名に近づいたとの認識を示した。

しかし当局者らによると、双方の主張に隔たりがあり、早期の初期合意さえ難しくなる可能性を指摘した。

エクソンは2油田の石油をイラク側と共有することで、開発費用を回収する合意案を示したが、イラクがおおむね反対しているもようだ。

イラクからエクソンのスタッフらが相次いで退避したことも、交渉停滞の背景にある。

米国務省は先月、イラクに駐在する一部政府職員に退避命令を出した。[nL4N22R466]今週に入り、エクソンなどが利用する施設がロケット弾攻撃を受け3人が負傷、人員が避難した。イラク治安関係者は、イラン支援勢力が関与しているもようと指摘している。[nL4N23Q4BT]

多くのイラク当局者は、交渉の行き詰まりや人員配置問題について、米勢力の限界を示すと指摘、米国とイランの緊張状態が石油タンカー攻撃など一連の事件につながったという認識を示した。

石油当局者の1人は「域内の混乱を受け、エクソンはイラクからスタッフを退避させた。地域の不安定な状況が続く中、どうやって530億ドル規模のプロジェクトを進めていくのか。先方が再び作業を放棄する可能性もあり、そうなれば自国のエネルギー部門に悪影響が出る」と語った。

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