for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

米国防長官、イラク電撃訪問 侵攻から20年 関係強化表明

 3月7日、オースティン米国防長官(写真)がイラクを予告なしに訪問した。写真は昨年11月、米バージニア州アーリントンの国防総省で撮影(2023年 ロイター/Tom Brenner)

[バグダッド/アルビル 7日 ロイター] - オースティン米国防長官が7日、イラクを予告なしに訪問した。2003年の米軍主導のイラク侵攻から近く20年が経過することを受けて、米国はイラクでの軍事的なプレゼンスを維持することを確約すると述べた。

イラクのスダニ首相との会談後、記者団に対し「米軍はイラク政府の招きでイラクにとどまる用意がある。米国はイラクの安全、安定、主権を支援するためパートナーシップを引き続き強化、拡大していく」とした。

スダニ首相はその後の声明で、イラク政府のアプローチは共通の利益と主権の尊重に基づき、域内および国際的な政府とのバランスの取れた関係を維持することであり、「イラクの安定は域内の安全および安定の鍵」と語った。

米国防総省高官は匿名で「イラクの指導者はイラクが米・イラン間の紛争の場にならないよう、米国の関心を共有している」と述べた。

オースティン氏は03年のイラク侵攻後、イラク駐留米軍の司令官を務めた。

オースティン氏はクルド自治政府のバルザニ議長とも会談し、イラクとクルド自治政府は「全てのイラク人のために協力しなければならない。クルド自治政府の指導者は分裂を捨て、安全で豊かなイラク・クルド地域を築くために団結する必要がある」と強調。

また、イランがイラクに対して「国境を越えた攻撃を繰り返している」と非難した。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up