July 5, 2019 / 2:27 AM / in 14 days

トランプ米大統領、独立記念日に異例の演説 軍を称賛

[ワシントン 4日 ロイター] - トランプ米大統領は4日、米独立記念日に当たり、首都ワシントンのリンカーン記念堂前で演説を行った。「米国はかつてないほど強い」と強調し、軍を称賛。会場の近くには大統領の意向で戦車が展示され、上空を戦闘機が飛行するなど、例年とは異なる雰囲気に包まれた。国民的祝賀行事の政治利用だとの批判が上がった。

 7月4日、トランプ米大統領(写真中央)は、米独立記念日に当たり、首都ワシントンのリンカーン記念堂前で演説を行った。写真はワシントンで行われた独立記念日の式典で撮影(2019年 ロイター/Tom Brenner)

トランプ氏は演説で「われわれの国は今日、かつてないほど強い。最強だ」と述べ、軍を称えるとともに、同氏の移民政策を支えるアメリカ国境警備隊と移民・関税執行局への敬意を表した。

海軍のアクロバット飛行部隊「ブルーエンジェルス」が演説の最後に儀礼飛行をすると観衆が沸き、トランプ氏の支持者からは「あと4年」という歓声が挙がった。

これまでの独立記念日はワシントン中心部で政党色が薄く愛国的なイベントが催され、数十万人の参加者が集まるのが通常で、歴代の大統領が目立つ形で登場することもなかった。ただ、トランプ氏は2017年にパリで観覧したフランス革命記念日の軍事パレードに感銘を受け、米国でのパレード開催を訴えてきた。昨年11月のベテランズデー(退役軍人の日)にパレードが計画されたが、費用増大を理由に取り止めとなったという経緯がある。

首都ワシントンには、「Make America Great Again(米国を再び偉大に国に)」と書かれた帽子をかぶった支持者だけでなく、トランプ氏に反対する人々も集まり、ホワイトハウス前では米国の国旗を燃やして抗議する人達もいた。祝賀行事に多額の費用がかかり、国民の税金が使われている、との懸念も聞かれた。

演説に先立ちトランプ氏は4日のツイッターに、米国史上で最大の祝賀となるイベントに参加するため、遠方から多くの人がワシントンにやって来ると投稿していた。

共和党の政治団体にはトランプ氏の演説の特等席チケットが配られた。また、ワシントン・ポスト紙によると、国立公園局の入園料250万ドルが祝賀行事のために使われた。

野党民主党は、祝賀イベントが来年の大統領選で再選を目指すトランプ氏の選挙活動に利用されていると批判している。

大統領選で民主党候補指名を目指すバイデン前副大統領は「トランプ氏は、米国を偉大にするもののために祝うことができないようだ。なぜなら、それが何かを分かっていないからだ」と批判した。

*内容を追加しました。

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