January 18, 2019 / 5:10 PM / 6 months ago

米鉱工業生産、12月は製造業部門が10カ月ぶり大幅プラス

[ワシントン 18日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が18日発表した2018年12月の鉱工業生産指数は、製造業部門が1.1%上昇し、同年2月以来の大幅な伸びとなった。市場予想は0.3%上昇だった。自動車やその他幅広い項目のモノの生産が増えた。製造業活動が急減速しているとの懸念が後退する材料となるかもしれない。

11月の数字は当初発表の横ばいから0.1%上昇へ小幅に上方改定された。

18年第4・四半期は2.3%上昇。前期は3.7%上昇していた。

3日に発表された12月の製造業景気指数が16年11月以来の低水準となったことから、製造業の生産指数はこの勢いを保てないだろう。

昨年の1兆5000億ドル規模の減税政策に伴う設備投資の増加は効果が薄れつつあり、米経済の約12%を占める製造業は鈍化している。さらにドル高のほか、欧州や中国の成長鈍化によって輸出が抑制されている。原油安もまた、石油・ガスの掘削機器の購入を控える要因となっている。

製造業生産指数のうち自動車は4.7%上昇した。前月は0.2%上昇だった。自動車・同部品を除くと0.8%上昇。建材やビジネス機器の生産が底堅く伸びた。前月は0.1%上昇していた。

鉱工業生産指数のうち鉱業部門は1.5%上昇した。前月は1.1%上昇していた。鉱業のうち石油・ガス掘削は12月に0.3%低下した。

一方、電力・ガス部門は6.3%低下した。穏やかな気候によって暖房需要が減った。前月は1.3%上昇していた。

製造業部門と鉱業部門が伸びたことで全体の鉱工業生産指数は0.3%上昇した。前月は0.4%上昇していた。第4・四半期は3.8%上昇。前期は4.7%上昇していた。

企業がどれだけ十分に設備を稼動しているかを示す設備稼働率は製造業部門が76.5%と、前月の75.8%から上昇した。全体の設備稼働率は78.7%と、前月の78.6%から上昇した。1972年から2017年の平均を1.1%ポイント下回っている。18年全体では78.0%と、14年以来の高水準だった。17年は76.1%だった。FRBは、経済に内在する需給の緩みを見るために設備稼働率に注目している。

JPモルガン(ニューヨーク)のエコノミスト、ダニエル・シルバー氏は「12月に製造業部門が力強く推移したことはプラスの兆候だが、これまでの数カ月間は軟調だったことを念頭に置いておく必要がある」と指摘。「製造業を巡る調査がこのところ幅広く軟調となっていることを踏まえると、12月の勢いは長続きしない公算がある」と述べた。

*内容を追加しました

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