[18日 ロイター] - リフィニティブ・リッパーのデータによると、6月16日までの週に米国株式ファンドへ3億8600万ドルが流入し、3週間ぶりのプラスとなった。物価上昇圧力が高い中でも投資家が景気回復に賭けていることを反映した。
この週は連邦公開市場委員会(FOMC)の発表を控えていたため投資家が様子見姿勢を取っており、限定的な流入だった。
米バリュー株ファンドには17億ドルが流入。成長株ファンドの純流入額は18億5000万ドルと、3週間ぶりのプラスとなった。
セクター別では米不動産ファンドの純流入額が5億2800万ドル。米住宅価格の急上昇が追い風となり、3週間連続でプラスとなった。
一方、米マネー・マーケット・ファンド(MMF)からは264億ドルが流出し、9週間ぶりの大幅なマイナスとなった。
米債券ファンドは43億ドルの純流入。3週間ぶりの少なさだった。
米課税債券ファンドと地方債ファンドはそれぞれ27億ドルと16億5000万ドルの純流入で、ともに3週間ぶりの小幅なプラスとなった。
米国の短期と中期の投資適格級債券ファンドは26億3000万ドルの流入。流入額は前週から12%増えた。物価連動債ファンドには8億ドルが流入。7週連続でプラスとなった。
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