[ニューヨーク 16日 ロイター] - 米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)が16日発表したデータによると、米国で最も利用されている期間30年の住宅ローン固定金利が平均で前週比0.50%ポイント超上昇し、5.78%となった。週間の上げ幅として過去35年で最大を記録した。
米連邦準備理事会(FRB)がインフレ抑制に向け、75ベーシスポイント(bp)の大幅利上げを決定したことを受け急上昇した。
フレディマックのチーフエコノミスト、サム・カーター氏は「インフレ期待や金融政策見通しの変化を反映している」とし、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)中に起きた住宅ブームを抑制し、最終的には住宅市場の一段の均衡化につながるとの見方を示した。
住宅ローン金利は昨年のこの時期から大幅に上昇している。1年前の30年物固定金利は2.93%だった。
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