[ワシントン 18日 ロイター] - 第2次大戦中の1944年6月6日に、ノルマンディー上陸作戦の一環としてドイツ占領下フランスのユタ・ビーチに上陸した部隊が使用した米国旗が18日、米国に「帰還」した。
ホワイトハウスで記念式典が行われ、トランプ米大統領、オランダのルッテ首相、旗の所有者であるオランダの収集家Bert Kreukさんらが参加した。旗はスミソニアン協会で展示される予定。
48の星が描かれたこの国旗は、当時3隻しかなかった最新鋭の米海軍戦艦の1つで、師団をユタ・ビーチに先導したLCC60に掲げられた。
大尉としてこの船を指揮したハワード・バンダー・ビーク氏が、2014年に死去するまで旗を所有していた。その後、3年前のオークションで、旗を米国に寄付したいと考えていたKreukさんが51万4000ドル(約5520万円)で落札した。
Kreukさんは旗の寄付について、第2次世界大戦を思い出すことが目的だと語った。