[ワシントン 12日 ロイター] - 米運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)は12日、日産自動車7201.Tの北米向けスポーツ多目的車(SUV)「ローグ(日本名エクストレイル)」の自動非常ブレーキシステムに不具合の可能性があるとし、予備調査を開始したことを明らかにした。
調査の対象となっているのは2017─18年モデルの55万3000台。
NHTSAによると、自動非常ブレーキが警報を表示せずに作動したり、障害物がない場合でも作動したとの報告が129件寄せられた。けがを伴う事故につながったケースも3件あったいう。
日産は12日、システム性能を改善するため、対象となる顧客にソフトウエアの無償アップデートを通知することを明らかにした。同社は「製品の安全性に関するすべての問題でNHTSAと引き続き協力していく」としている。
*内容を追加しました。
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