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北朝鮮、米国の人道支援は「悪意ある策略」と批判

 7月12日、北朝鮮政府系機関の上級研究員は、米国の人道的支援は他の諸国に圧力を加えるための「悪意ある政治的な策略」だと批判した。写真はジュネーブで2014年10月撮影(2021年 ロイター/Denis Balibouse)

[ソウル 12日 ロイター] - 北朝鮮政府系機関の上級研究員は、米国の人道的支援は他の諸国に圧力を加えるための「悪意ある政治的な策略」だと批判した。米国と同盟関係にある韓国などが、新型コロナウイルスワクチンなどの支援は協力を促進する可能性があるとの見方を示したのを受けた。

北朝鮮外務省が11日、公式ウェブサイトに批判文書を掲載した。

研究員のKang Hyon Chol氏は、支援を外交政策上の目的や人権問題を巡る圧力とひも付ける米国の慣習を如実に表しているとし、世界での実例を列挙。「米国が『人道支援』と『人権問題』をひも付けるのは、主権国家への圧力を正当化し、悪意ある政治的な策略で目的を達成するという隠された意図があることを明確に示している」と記した。

米国のアフガニスタン向け支援が減少していることなどを例に挙げた。

「実際には、多くの諸国は米国の『支援』と『人道的支援』に多くを期待することで苦い思いをした」と続けた。

米政府当局者らは北朝鮮への人道的支援の提供に前向きな考えだが、直接支援を行うための取り組みは進行していないとしている。

韓国はこれまでに、要請があればコロナワクチンを提供すると確約。これが北との対話再開につながる可能性を指摘する声もある。

韓国統一省は、今回の文書は公式声明ではないとし、南北双方の公共衛生と安全を確保するために北朝鮮と協力する方法を引き続き探ると表明した。

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