[シンガポール 11日 ロイター] - 米朝の当局者は11日、シンガポールで実務協議を開き、トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の12日の首脳会談に向けた最終調整を行った。米朝間で非核化の認識について大きな相違があるとされる中、最終調整でどこまで立場をすり合わせられるかが焦点となる。
トランプ米政権の匿名の高官は、米国側には楽観的なムードがある一方で、北朝鮮が長らく核兵器を開発してきたことを踏まえ、同程度の懐疑論もある、と指摘。「どんな展開になっても驚かない」と語った。
高官によると、トランプ氏と金氏は12日、最大2時間は首脳だけで会談。その後は側近らも加わり、さらに1時間ほど会談するという。
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