[29日 ロイター] - 米カリフォルニア州ニューサム知事の報道官は29日、化石燃料脱却に向けた移行期間中の電力供給を確実にするため、州内に唯一残っているディアブロ・キャニオン原子力発電所の稼働継続に前向きという認識を示した。
カリフォルニア州は脱原発を目指し、ディアブロ・キャニオン原発は2025年の廃炉が予定されていた。しかし、45年までに全ての電力をクリーンエネルギーから生産する目標達成を目指す中、20年には熱波に伴う計画停電を余儀なくされるなど、化石燃料からの脱却で課題に直面している。
ディアブロ・キャニオン原発は20年、カリフォルニア州全体の電力需要の8.5%を供給していた。
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