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米オクラホマ州原油貯蔵拠点の在庫が3年ぶり低水準、需要急増で

米原油の貯蔵拠点で先物の指標油種の受け渡し地点であるオクラホマ州クッシングの在庫が、3年ぶりの低水準となった。写真は2020年4月、クッシングで撮影(2021年 ロイター/Drone Base)

[ニューヨーク 27日 ロイター] - 米原油の貯蔵拠点で先物の指標油種の受け渡し地点であるオクラホマ州クッシングの在庫が、3年ぶりの低水準となった。期先物の相場は、この在庫状況が今後数カ月にわたり続く可能性を示している。

アナリストらは短期的に在庫の取り崩しが進むと予想。指標油種のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物のさらなる上昇につながる可能性があり、割高の北海ブレント先物に対する価格差は狭いままにとどまるとみられている。WTI先物は過去2カ月で既に約25%急騰している。

みずほのエネルギー先物部門ディレクター、ボブ・ヨーガ―氏は「クッシングの貯蔵量だけで、相場が天文学的に急騰する要因になり得る」と指摘した。

米エネルギー情報局(EIA)が27日発表した、国内最大の貯蔵拠点であるクッシングの在庫は2730万バレルと、2018年10月以来の低水準となった。

米景気回復を背景とする石油需要の急増のほか、国内の生産回復の遅れが背景にある。ここ数週間の生産量は日量1150万バレル弱と、新型コロナウイルス流行前の19年末時点の約1300万バレルを下回っている。 一方、需要を測る上で指標となる製油所の供給量はコロナ前の水準をわずか1%下回っているだけだ。

この結果、WTI先物の北海ブレント先物に対する価格差は今週、1.09ドルと、今月序盤の4.47ドルから急速に縮小した。

ライスタッド・エナジーのシニアバイスプレジデント、ムケシュ・サーデブ氏は、相場のボラティリティーが高い状態は、石油輸出国機構(OPEC)が増産するか、コロナ感染が再び拡大して原油需要を抑えない限り、収まらないだろうと予想した。

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