[7日 ロイター] - 米国防総省は7日、アルファベット傘下のグーグル、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)、マイクロソフト、オラクルと、総額90億ドル規模のクラウドコンピューティング契約を締結したと発表した。
JWCC(Joint Warfighting Cloud Capability)は、国防総省向けに大規模で共通の商用クラウドを構築するIT近代化プロジェクトだったJEDI(Joint Enterprise Defense Infrastructure)の後継となるマルチクラウド。
契約期間は2028年まで。国防総省は世界で利用できる企業規模のクラウドサービスの提供を受ける。全てのセキュリティー領域、機密レベルが対象になる。4件の契約からなる複数発注の調達という。
民間では囲い込みを防ぐため複数の企業とクラウド契約を締結することが多く、今回の契約も民間に近い形となった。
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