June 27, 2019 / 3:48 AM / 24 days ago

米民主党が大統領候補者討論会、1日目は医療保険制度を巡り激論

[マイアミ 26日 ロイター] - 来年の米大統領選に向けた民主党の候補者討論会が26日開かれ、医療保険制度を巡って激論が交わされた。民間保険を廃止し、国民皆保険制度「メディケア・フォー・オール」に転換するかどうかを巡る党内の対立が露わになった。

 6月26日、来年の米大統領選に向けた民主党の候補者討論会が開かれ、医療保険制度を巡って激論が交わされた。民間保険を廃止し、国民皆保険制度「メディケア・フォー・オール」に転換するかどうかを巡る党内の対立が露わになった。写真は討論会の様子。フロリダ州マイアミで撮影(2019年 ロイター/Mike Segar)

討論会は2日間に分けて開催し、10人ずつが参加する。1日目のこの日に激論の火ぶたが切られたのは、民間健康保険の廃止を支持する場合に挙手を求められた時だ。エリザベス・ウォーレン上院議員とビル・デブラシオ・ニューヨーク市長のみが挙手し、その他8候補に素早く挑みかかった。

党内進歩派のリーダーで世論調査で支持を伸ばしているウォーレン氏は、民間保険は米国人に付け込んでいると指摘。政府が後押しするメディケア・フォー・オールのアプローチを支持しており、政治的に実現可能ではないという人々を批判した。「ヘルスケアは基本的な権利であり、私はそのために戦う」と述べた。

一方、メディケア・フォー・オールを批判し、民間保険を含むユニバーサルヘルスケアのアプローチを支持するジョン・デレイニー元下院議員は、民主党は一定の米国人が満足している制度を捨て去るべきではないと主張。「私は機能しているものを維持し、壊れているものを修復する党であるべきだと考えている」と述べた。

ベト・オルーク元下院議員は、民間保険は「誰もがケアを受けられるようにするための基礎」だと述べたが、デブラシオ氏が割り込み、「オルーク議員、民間保険は何千万人もの米国人にとって、自己負担金について話すなら機能していない。機能していない制度をどうしてあなたは守ることができるのか」と述べた。

一方、トランプ大統領は、討論会の生中継に対してツイートしないことを示唆していた。20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)のため大阪に向かっている際に討論会が開かれるためだ。

しかし、討論会が始まるとすぐに抑えられなかったようで、「退屈だ!」とツイートした。

民主党の候補者討論会ではこのほか、参加者は冒頭で相次いでトランプ大統領の政策は労働者層を犠牲にして富裕層を利するものだと批判し、米経済を再構築する必要性を訴えた。

ウォーレン氏は、労働者層や中間層にとって公平な競争環境を創出する政策の推進を公約。「政府を国民に戻したい」と述べるとともに、IT大手や独占企業を解体すると表明。「あまりにも長い間、独占企業が選挙戦の献金を行い、スーパーPAC(政治資金団体)を資金面で支えてきた」と批判した。

民主党候補者指名争いは20人以上が名乗りを上げる混戦模様となっており、知名度が低い候補者にとっては討論会1日目で世間の注目を集められるかどうかが今後の命運に直結する可能性がある。

支持率でトップを行くバイデン前副大統領とサンダース上院議員は2日目の討論会に参加する予定。

1日目の討論会に参加したのは、ウォーレン、デブラシオ、デレイニー、オルークの4氏のほか、コリー・ブッカー、エイミー・クロブチャー両上院議員、ジュリアン・カストロ元住宅都市開発長官、タルシ・ガバード下院議員、ジェイ・インスレー・ワシントン州知事、ティム・ライアン下院議員。国境政策でも激論が交わされた。

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