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コロニアル、フル稼働 バイデン氏「週末までに供給正常化へ」

[ワシントン 13日 ロイター] - バイデン米大統領は13日、米パイプライン最大手、コロニアル・パイプラインの操業停止で不足していた燃料の供給が週末までに正常化し始めるとの見通しを示した。ただ、南東部州ではガソリン不足が深刻化している。

コロニアルは身代金を要求するランサムウエアによるサイバー攻撃を受け、6日間の操業停止を余儀なくされていたが、12日に操業を再開した。

バイデン大統領は「今朝、コロニアルがサービスを提供する地域の大部分への燃料供給が始まったことが報告された。現時点までにフル稼働に回復しているはずだ」と述べた。

同時に、こうした状況が即時にガソリンスタンドに反映されるわけでなく、正常化には幾分時間がかかるとした。

コロニアルも13日夜、全パイプラインシステムが再稼働し、全市場への供給を再開したと発表。その上で、製品のサプライチェーン(供給網)正常化には数日かかり、一部の市場では「断続的なサービスの中断が発生する可能性がある」とした。

バイデン氏は、米政府が車両500万台に十分なガソリンをスタンドに供給する措置を取ったことも明らかにした。

消費者には買いだめをしないよう促すと同時に、ガソリンスタンドには便乗値上げをしないようけん制した。

バイデン米大統領は13日、前夕に操業を再開した米パイプライン最大手コロニアル・パイプラインがフル稼働しているもようで、週末までに状況は正常化する見通しと述べた。写真は12日撮影(2021年 ロイター/Jonathan Drake)

米エネルギー省のグランホルム長官は、パイプラインの操業停止で最も打撃を受けた地域へは、早ければ13日にも製品が輸送されるとの見通しを示した。

調査会社・ガスバディーによると、13日時点でノースカロライナ州では約70%、バージニア州、サウスカロライナ州、ジョージア州では約50%のガソリンスタンドで燃料の供給がない状況となっている。

米国自動車協会(AAA)によると、全米のガソリン平均価格は1ガロン当たり3ドル超に上昇し、2014年10月以来の高値となった。

パイプラインの稼働が再開されても、在庫の補充には時間がかかるとみられる。S&Pグローバル・プラッツのアナリスト、リチャード・ジョスウィック氏は、北東部のガソリン在庫は今週、5年ぶりの低水準に落ち込む見通しだと述べた。

<他社にもサイバー攻撃か>

コロニアルにサイバー攻撃を仕掛けたとされるハッカー集団「ダークサイド」は13日、イリノイ州のテクノロジー企業を含む3社のシステムに侵入したとし、入手したデータを公開していると主張した。

ロイターは確認が取れていない。

バイデン大統領はコロニアルに対するサイバー攻撃について、ロシア政府が背後にいるとは考えていないとしつつも、攻撃に関与したハッカーはロシアに拠点を置いているとの見方を示し、ランサムウエアのハッカー組織を巡り、ロシア政府と連絡を取っていることを明らかにした。

ダークサイドのウェブサイトは13日時点で、アクセスできない状況となっているもよう。ロイターは同サイトを通じて複数回にわたりコメントを要請したが、応答はない。

ペロシ米下院議長(民主党)は「主要インフラの安全を脅かせば、金が手に入ると思われることは望ましくない」とし、サイバー攻撃を受けた企業は身代金を支払うべきではないと強調した。

コロニアルは、要求された身代金の額や支払ったかどうかを公表していない。関係筋によると、コロニアルは身代金の支払いをカバーする保険に加入している。

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