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米国のガソリン不足やや改善、一部地域の給油所でなお在庫切れ

[16日 ロイター] - 米パイプライン最大手、コロニアル・パイプラインがサイバー攻撃で操業を停止しガソリン不足が深刻化していた米東海岸では16日、状況が緩やかながら改善した。

南部テキサス州と東海岸をつなぐ全長8900メートルのパイプラインは身代金を要求するランサムウエアによるサイバー攻撃を受け、6日間操業を停止。サイバー攻撃による供給の寸断としては過去最大で、ガソリンやディーゼル燃料、ジェット燃料の供給が滞った。コロニアルは12日に操業を再開した。

供給停止と消費者の買いだめで多数の給油所が在庫切れに陥っており、製油所や給油所は、夏のドライビングシーズン開始期とされてきた5月末の戦没将兵記念日(メモリアルデー)の3連休までの復旧を目指している。

コロニアルの広報担当者、エリック・アバクロンビー氏は電子メールで、「輸送業者の指定べースという意味では、現在、通常のペースで出荷を行っている」と説明。その上で「サプライチェーン(供給網)が完全に追いつくには多少の時間がかかるだろう」とした。

調査会社・ガスバディーによると、首都ワシントンのガソリンスタンドの約8割がなお在庫切れとなっている。このほか、ノースカロライナ州では半数以上で在庫不足が解消されておらず、サウスカロライナ、メリーランド、バージニア、ジョージアの各州でも在庫切れのガソリンスタンドがまだある。

ただ、消費者が買いだめを控える中、米国のガソリン需要は15日、1週間前に比べて約15%減少した。

米国自動車協会(AAA)によると、レギュラーガソリン1ガロンの平均小売価格は16日に3.04ドルと、2014年以来の高水準を付けた。1週間前は2.96ドルだった。

ガスバディーの石油分析担当責任者、パトリック・デ・ハーン氏によると、16日時点で在庫切れのガソリンスタンドの数は1万2405カ所と、前日の1万3450カ所から減少した。ピーク時は1万6000カ所以上が不足に陥った。消費者のパニック買いがやや沈静化し、ガソリンスタンドが燃料を補給したからだ。米国のガソリンスタンド総数は15万カ所に上る。

リポウ・オイル・アソシエーツのアンディ・リポウ氏は「コロニアルがフル操業し、メキシコ湾岸からさらに石油タンカーが東海岸に向かっているため、ガソリン供給は日を追うごとに改善している」と指摘した。

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