[17日 ロイター] - 米金融大手ゴールドマン・サックス(GS)と米バンク・オブ・アメリカ(BofA)は、高インフレと底堅い労働市場を示す今週の指標を受け、連邦準備理事会(FRB)が年内にあと3回、それぞれ0.25%ずつ金利を引き上げると予想していることを明らかにした。
GSは16日付のノートで「より力強い成長と高進するインフレのニュースを考慮し」、3月、5月、6月にそれぞれ25ベーシスポイント(bp)の利上げが実施されると予想。政策金利のターミナルレート(最終到達点)は5.25─5.5%と見込んだ。
米バンク・オブ・アメリカ(BofA)も同様に、6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で25bp利上げがあり、ターミナルレートは5.25─5.5%になると予想。従来は3月と5月のFOMCで25bpずつ2回の利上げを見込んでいた。
BofAは顧客向けのリポートで、インフレ率と堅調な雇用の増加を受け、年内2回のみとしていた利上げ見通しを修正したとした。
フェデラルファンド(FF)金利先物市場では現在、ターミナルレートを7月までに5.3%とみている。
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