[ニューヨーク 18日 ロイター] - 財務・資金管理ソリューションを手掛けるキリバは18日、米ドルの急騰が北米企業の第3・四半期決算に一段の重しとなる可能性が高いとのリポートを発表した。第2・四半期決算に及ぼした影響は少なくとも2013年以降で最悪だったが、さらに深刻化する見通しという。
ドル指数は第2・四半期(6月30日まで)に6.5%上昇した。第3・四半期(9月30日まで)では7.1%上昇している。
米国、カナダ、メキシコなどの企業の第2・四半期決算にドル高が及ぼした悪影響は342億5000万ドルに上った。第1・四半期は146億6000万ドルだった。
キリバの幹部は「第3・四半期も、米ドル高や為替変動率の大幅な上昇により、少なくともこれと同程度の影響があると予想している」と述べた。
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