[26日 ロイター] - 米石油サービス会社ベーカー・ヒューズのデータによると、2月の石油・天然ガス掘削リグ稼働数は18基増加し、7カ月連続の増加を記録した。ただ、増加ペースは鈍化している。
直近2月26日までの週の石油・天然ガス掘削リグの稼働数は402基で、前週から5基増加し、昨年5月以降で最多となった。
石油・天然ガス掘削リグ稼働数の7カ月連続の増加は、2018年5月以降で初めて。
ただ、2月の稼働数の伸びは、1月の33基、12月の31基から鈍化した。先週米南部テキサス州を襲った記録的な寒波の影響などが要因とみられる。
稼働数は、前年同期の水準をなお388基(49%)下回っている。一方、昨年8月に記録した過去最低の244基からは大幅に増加している。
直近の週の石油掘削リグ数は4基増の309基で、5月以来の高水準。天然ガス掘削リグの稼働数は1基増の92基。
多くのエネルギー企業は、2021年の設備投資を前年とほぼ同水準にする計画。生産拡大よりも、キャッシュフローの確保と債務削減に注力する。
※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」