December 22, 2019 / 11:12 PM / 5 months ago

ノルドストリーム2、米制裁にかかわらず敷設工事推進へ

[モスクワ 21日 ロイター] - ロシア産天然ガスをドイツへ直送する海底パイプライン「ノルドストリーム2」の敷設事業に参加する企業に制裁を科す法案がトランプ米大統領の署名で20日成立したことを受け、主要な参加企業1社が敷設作業を停止したが、同事業の運営主体は21日、早期に工事を終わらせる考えを表明した。

トランプ大統領は米国防予算を定める国防権限法(NDAA)案と一体化された制裁法案に署名。米政府はノルドストリーム2によって欧州のロシア産ガスへの依存度が過剰に高まるとの懸念を示してきた。

同事業の総工費の半分を負担するロシアの政府系ガス会社ガスプロムはコメントを控えた。同社は既に、欧州のガス需要の3分の1強を埋める供給を行っている。

バルト海の海底を通るノルドストリーム2は2020年上半期に操業を開始すると見込まれてきた。

運営主体は21日、「欧州が供給の安全保障を確保するうえで同事業の完成は不可欠だ。同事業を支援する企業とともに、私たちは可能な限り速やかに敷設を終わらせるよう取り組む」と表明した。踏み込んだ説明はなかった。

ドイツのショルツ財務相は、独政府は米国の制裁を「断固として拒絶」するが報復することはないと述べている。

敷設作業を停止したのはスイス・オランダ系のオールシーズ。制裁法の規定に従う考えで、米当局が規制、技術、環境関連の問題について指針を示すと見込んでいると説明している。

他の参加企業はオーストリアOMV、ドイツのユニパーとウィンターシャル、英蘭ロイヤル・ダッチ・シェル、仏エンジー。

ロシア外務省は21日の声明で、ロシア政府は「誰が制裁を科すかにかかわらず自国の経済事業を引き続き実施する」立場を示した。

ロシアの幹部議員は、ノルドストリーム2事業は計画に沿って進行すべきだと述べた。

一方、ロシアとウクライナは21日、ロシア産天然ガスのウクライナ経由の輸送継続について合意。5年有効で、その後10年間延長が可能。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below