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ロシア、米制裁受け2021年の国債発行を114億ドル減額へ

 4月15日、ロシア財務省は米政府が制裁措置を発動したことを受けて、今年の国債発行を8750億ルーブル(114億5000万ドル)減額すると発表した。写真は米ドル紙幣とロシアのルーブル紙幣。ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボで2015年3月撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)

[モスクワ 15日 ロイター] - ロシア財務省は米政府が制裁措置を発動したことを受けて、今年の国債発行を8750億ルーブル(114億5000万ドル)減額すると発表した。

減額幅はこれまで見込んでいた最大7000億ルーブルを上回る。当初は2021年に3兆7000億ルーブルの国債を発行する計画だった。

米政府は15日、ロシアによる昨年の米大統領選への介入やサイバー攻撃など「悪質」な活動に対する報復として、包括的な制裁措置を発動した。米国の金融機関は6月14日以降、発行市場においてルーブル建てロシア国債の取引が禁止される。流通市場での取引は禁止対象に含まれない。

ロシア財務省は外国人投資家がロシア国債の売却を強いられないように新規国債の入札は6月14日以降に行うとした。

ルシアノフ財務相は米国の制裁について、米銀行の機会が失われると述べ、ロシア国債の需要は引き続き旺盛と強調した。

アナリストは制裁がロシアの予算や市場に長期的に重大な悪影響をもたらす可能性は低いとみている。

INGロシアのチーフエコノミスト、ディミトリ・ドリジン氏はロシア国債を入札で購入することを禁止し、流通市場での取引は認める形の制裁に市場はかなり前から備えていたと指摘。「マイナスの要素は制裁がこれで終わりか誰も確信が持てないことだ」と述べた。

海外の銀行や年金基金、資産運用会社など外国人投資家のロシア国債保有比率は過去数カ月低下しており、3月は20.2%と2015年8月以来の低水準だった。

ロシア中央銀行によると、米国の投資家の保有比率は7%前後、金額は1兆ルーブル以下となっている。

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