[モスクワ 15日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領の外交顧問を務めるユーリ・ウシャコフ氏は、16日にスイスのジュネーブで開催されるバイデン米大統領とプーチン大統領との首脳会談について、具体的な合意に達する可能性は低いが、それでも会談は有益だとの見方を示した。
両国関係がここ数年で最も悪化する中、バイデン氏が大統領に就任して以来、両首脳の会談は初めて。
同氏によると、最終コミュニケ以外の議題については、14日にサリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)と電話会議を行って確認済みだという。核問題や気候変動、サイバーセキュリティーなどが議題になる見通し。
「何らかの合意が得られるかはわからないが、現実的な楽観主義をもってみている」と述べた。
同氏は1998年から2008年まで駐米ロシア大使を務めた経歴を持つ。
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