[ワシントン 31日 ロイター] - 米証券取引委員会(SEC)のポール・マンター会計主任代理は31日、市場参加者に対して、特別買収目的会社(SPAC)に関するリスクや課題を慎重に検討するよう求めた。
また、市場参加者はSPACへの対応に関する情報の選定や公開で、賢明になるべきだと指摘した。
同氏は声明で「対象企業に公開企業になるための明確で包括的な計画があるかなどを含め、SPACの買収に関連するリスクやその複雑性、課題などを慎重に検討すべきだ」と指摘した。
SPACは、未公開会社や他社の事業を買収することのみを目的として株式を公開する「空箱」のような企業。企業はSPACとの合併を通じて短期間に上場できる。
リフィニティブのデータによると、SPACは世界的に急増しており、 今年に入り1700億ドルと、昨年の1570億ドルを上回り、過去最高を記録している。
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