[ニューヨーク/ワシントン 24日 ロイター] - 米証券取引委員会(SEC)が「ブランクチェック(白紙小切手)」企業と呼ばれる特別買収目的会社(SPAC)を活用した上場の急増に関して調査に着手し、リスク管理がどのように行われているのかの情報を金融機関に求めている。事情に詳しい関係者が明らかにした。
SECは最近、米金融機関に書簡を送り、SPACとの取引について情報を求めた。未公開企業は上場するSPACと合併することで、従来型の新規株式公開(IPO)は行わずに短期間で上場できる。
関係筋によると、SECの書簡は金融機関に任意の情報提供を求めており、正式な調査に関する要請ではないという。
ただ、関係筋の1人は、書簡を送ったのはSECの法執行部門であるため、正式な調査の前触れである可能性を示していると述べた。
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