[ワシントン 26日 ロイター] - 米消費者金融保護局(CFPB)のロヒト・チョプラ局長は26日、上院銀行委員会の公聴会で、競争促進やIT(情報技術)大手が市場で持つ影響力の監視に注力する考えを示した。
参入障壁を低くし、質や価格、サービスで競う企業の数を増やす方法を特定する方針とし、「特に小規模金融機関が技術を活用してシェアを獲得できる方法に関心がある」と述べた。
チョプラ氏は昨年10月、アマゾン・ドット・コムやアップル、フェイスブック(現メタ)に対し、消費者決済データの収集・利用方法について情報を提出するよう指示。消費者や小規模事業者の恩恵となるよう規制当局が競争や技術革新を促進すべき分野は多いとしていた。
公聴会で同氏は、オープンバンキングに関するルールを提案する方針も示した。オープンバンキングでは、第三者がインターネットベースのアプリケーションを通じて顧客の口座情報にアクセスすることができ、大手金融機関との競争が可能になる。
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