February 12, 2019 / 5:38 PM / 3 days ago

トランプ氏、与野党の予算合意に不満 共和党からは署名促す声も

[ワシントン 12日 ロイター] - トランプ米大統領は12日、国境警備を巡る与野党の原則合意に不満を表明しつつも、共和党議員の間から署名を促す声が高まる中、真っ向から退けることは避けた。

 2月12日、トランプ米大統領(写真)は、国境警備を巡る与野党の原則合意に不満を表明しつつも、共和党議員の間から署名を促す声が高まる中、真っ向から退けることは避けた。ワシントンのホワイトハウスで撮影(2019年 ロイター/CARLOS BARRIA)

国境警備費用を巡る与野党協議は前日、原則合意に達した。国境沿いに新たなフェンスを建設する予算13億7000万ドルが盛り込まれているが、規模は前年とほぼ同額で、トランプ大統領の要求する57億ドルのメキシコ国境の壁建設費用は盛り込まれていない。今年度予算が終了する9月末までの資金を手当てする。

トランプ大統領は与野党の基本合意を支持するのか、まだ決めていない、としている。一方、政府機関の再閉鎖は予想していないとしたほか、議会の承認なしに壁建設を実現させる可能性を改めて示唆した。

大統領はツイッターに、共和党のリチャード・シェルビー上院議員に説明を受けたと投稿。基本合意について検討していると述べた。

大統領は、議会が予算を手当てしないとしても壁建設を進めると主張。「予算の有無に関わらず、壁は建設されるだろう!」と語った。

トランプ大統領は記者団に対し「詳細に目を通す必要がある。満足していない」と述べた。

予算が成立するためには、上下両院を通過し、トランプ大統領が署名する必要がある。側近によると、下院は早ければ13日夜に採決する可能性がある。議会は、つなぎ予算が失効する15日深夜までの可決が必要だ。

共和党側は、35日間に及んだ前回の政府機関一部閉鎖を巡り激しい批判を浴びたこともあり、政府機関の再閉鎖はどうにか回避したい考えで、トランプ大統領に基本合意を支持するよう促す声が多い。

共和党のマコネル上院院内総務はこの日、「与野党の基本合意に大統領が望む全ての項目が盛り込まれているわけではないが、正しい方向に向けた良好なステップと考える」とし、「大統領が署名することを望んでいる」と語った。同党のマッカーシー下院院内総務も基本合意に支持を表明した。

半面、下院共和党の最も保守的なメンバーの間からは、基本合意に不満の声も上がっている。共和党のマーク・メドウズ下院議員はフォックス・ニュースに「保守派は心を痛めている。微笑みを浮かべて議会を歩き回っているのは民主党であり、共和党ではない」と語った。

民主党の有力議員は、与野党双方が歩み寄ったとし、基本合意に支持を表明。シューマー上院院内総務は「署名するよう大統領に強く促す」と述べた。

*内容を追加しました。

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