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ナスダック総合指数、パンデミック以降で4回目の調整局面に

1月19日、米国株式市場でハイテク株の多いナスダック総合指数が下落し、昨年11月に付けた終値での最高値から約11%値を下げた。ニューヨーク証券取引所で18日撮影(2022年 ロイター/Brendan McDermid)

[19日 ロイター] - 19日の米国株式市場でハイテク株の多いナスダック総合指数が下落し、昨年11月に付けた終値での最高値から約11%値を下げた。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)がグローバル市場を揺るがして以来、約2年間で4回目の調整局面を迎えた。

ナスダック市場で取引される3600以上の銘柄で構成される同指数は、終値での最高値を付けた11月19日からこの2カ月間、米利上げ観測が強まる中で投資家がハイテク株を売却したため荒れ模様となった。

いくつかの大型成長株が指数をアンダーパフォームしており、アマゾン、テスラ、エヌビディアはそれぞれ15%、12%、24%の下落となっている。

金利上昇は、高成長企業の株式に過度の悪影響を及ぼす傾向がある。これは投資家が高成長企業を何年も先に予想される利益に基づいて評価しているためで、金利が上がると短期的に得られる利益の価値よりも将来の利益の価値を損ねることになる。

広く利用される定義では、株価や指数が終値ベースの最高値を10%以上下回った場合に調整局面に入ったと確認される。より緩やかに定義すれば、多くの投資家は直近の高値または52週高値からの急落を調整と見なしている。

ナスダックは1995年以降、最高値から10%以上下落したことが16回あり、2020年2月にパンデミックが金融市場を襲って以降では4回となる。

リフィニティブのデータによると、ナスダックの最近の下落により12カ月予想利益に基づく株価収益率(PER)は約31倍となっており、過去の基準からすると割高だが、1年前と比べると低下している。

ナスダックは過去12カ月間で見ると、約10%の上昇を維持しており、新型コロナの感染拡大を受けた20年3月の売り局面における終値の最安値から2倍以上に上昇している。

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