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超短期オプション「0DTE」、米株20%下押しも=JPモルガン

 3月6日、JPモルガンのアナリストは、当日に期限を迎えるオプション「0(ゼロ)DTE」の取引が増加しており、米国株のボラティリティー(変動の大きさ)を高め、日中の大幅な下落につながる可能性があるとの見解を示した。ニューヨーク証券取引所で撮影(2023年 ロイター/Brendan McDermid)

[6日 ロイター] - JPモルガンのアナリストは、当日に期限を迎えるオプション「0(ゼロ)DTE」の取引が増加しており、米国株のボラティリティー(変動の大きさ)を高め、日中の大幅な下落につながる可能性があるとの見解を示した。

JPモルガンのデータによると、0DTEの1日の想定元本は約1兆ドルに拡大。最近の伸びは日中のボラティリティー要因の一つとして注目されている。

6日付のアナリストノートは、極めて悲惨なシナリオとして、0DTEオプションがS&P500の日中5%の下落を25%の暴落に変えかねないと推計。これはS&P500が5分間で5%下落した場合、305億ドルの0DTE関連取引が発生し、指数の下落幅をさらに20%ポイント上乗せすることになるという。

また、個人投資家がSPDR・S&P500ETFトラストのオプション取引の約20%を占め、S&P500当日オプションの約5%に過ぎないことから、0DTEオプション取引増の主因は個人投資家ではないと指摘した。

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