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オプションデータ、株式市場のボラ拡大予想反映=ゴールドマン

 6月25日、米ゴールドマン・サックスのストラテジストによると、米主要株価指数が最高値に達する中、オプションのデータでは弱気が優勢となった場合に市場が急落する可能性があるというトレーダーの見方が示されている。2020年5月、ニューヨーク証券取引所で撮影(2021年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 25日 ロイター] - 米ゴールドマン・サックスのストラテジストによると、米主要株価指数が最高値に達する中、オプションのデータでは弱気が優勢となった場合に市場が急落する可能性があるというトレーダーの見方が示されている。

ゴールドマンのストラテジストは25日付のリサーチノートで、株式市場の表面上の平穏さは今後3カ月間に市場が大きく変動するという見方の高まりを覆い隠していると指摘。

投資家の不安度の高まりを示す指標として、プットオプション価格とアットザマネーオプション価格を比較した3カ月ダウンサイド・インプライド・ボラティリティー・スキューが過去最高水準を付けていることが挙げられるとした。

「スキューの高さは、市場が売り込まれるとボラティリティーが高まるという投資家の見方を反映している」という。

ストラテジストは、経済指標に対する市場の感度が時間とともに高まると予想し、短期ではなく、期間が長めのヘッジを推奨した。

S&P総合500種は25日、最高値を更新して引けた。スポーツ用品大手ナイキや銀行株の一角が買われたほか、インフレ指標が予想以上に上振れなかったことが相場を支えた。

投資家の不安心理を示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(VIX、恐怖指数)は15.62と、24日に付けた約16カ月ぶり低水準の14.19からそれほど遠くない水準だった。

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