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週末にラッセル銘柄入れ替え、米株市場ボラがさらに高まる可能性

 指数算出会社・FTSEラッセルが米国株価指数のリバランス(銘柄入れ替え)を完了するため、投資家は24日が今年最も活発な取引日の1つとなる可能性に備えている。写真は5月18日、ニューヨーク証券取引所で撮影(2022年 ロイター/Andrew Kelly)

[ニューヨーク 22日 ロイター] - 指数算出会社・FTSEラッセルが米国株価指数のリバランス(銘柄入れ替え)を完了するため、投資家は24日が今年最も活発な取引日の1つとなる可能性に備えている。

同社は市場をより良く反映させるため、年に1度、6月下旬に指数の構成銘柄を見直している。このため、FTSEラッセルの指数をベンチマークとしているファンドマネジャーは、自らのポートフォリオをこの変更に合わせなければならなくなる。

約12兆ドルがラッセルの米株指数に連動。2021年の入れ替え当日の総売買高は160億株を超え、この年最も活発だった取引日の一つとなった。

過去の銘柄入れ替えは例年、滞りなく行われているが、タカ派的な米連邦準備理事会(FRB)への懸念がここ数週間、市場の動揺を加速させているため、今年はこのイベントがボラティリティーを高める可能性が高いとの声が出ている。

今年最大の変化の1つは、メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)がラッセル1000バリュー株指数に移行することだ。同時に、エネルギー株は昨年の急騰を受け、ラッセル1000グロース株指数でのウエートが高まる。

メタの移行は、10年間にわたり急成長していた同社が収入低迷を警告し、今年に入ってから株価が50%以上下落したことを受けた。

ジェフリーズによると、これによりラッセル1000グロース株指数における通信サービスセクターのウエートは9.9%から8%に低下し、ラッセル1000バリュー株指数における同セクターのウエートは6.9%から8.7%に高まる。

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