[ワシントン 3日 ロイター] - 米国のトランプ大統領は3日、シリアに駐留する米軍の早期撤収を望んでいると述べたが、具体的なスケジュールは明らかにしなかった。一方で大統領の顧問らは、同国が主導する過激派組織「イスラム国(IS)」掃討と地域の安定化にはまだ努力を要すると考えている。
トランプ大統領は記者会見で、米国は「ISを掃討するまで米国は休息しない」としつつ、勝利は目前だと述べた。
国防総省と国務省は、ISの敗北が継続的なものであることを確実にするため、米国は長期にわたる努力が必要だとみている。
トランプ大統領は、米軍を撤収したいかとの質問に対し「その時が来た」と発言。「(ISに対して)われわれは大きな成功を収めた。どんな相手に対しても軍事的に成功を収めることができるだろう。だが、撤収すべき時もあり、それを非常に真剣に考えている」と述べた。
米国はシリアでほぼ毎日、空爆を行っており、約2000人の部隊を配備している。