[ワシントン 14日 ロイター] - 米国務省は14日、台湾海峡は国際水域との台湾の主張を支持する見解を示した。近年は米艦のみならず英国やカナダなど同盟国の艦船も台湾海峡を通航し、中国が反発している。
中国外務省は13日、「(中国が)台湾海峡の主権、主権的権利、管轄権を持つ」と表明。「特定の国々が台湾に関連する問題をうまく利用し、中国の主権と安全を脅かす口実を見いだすために台湾海峡を『国際水域』と呼ぶのは誤った主張だ」とした。
これについて米国務省のプライス報道官はロイターへのメールで「台湾海峡は国際水域だ。つまり、航行や上空通過の自由を含め、国際法により公海の自由が補償されている」と強調。
また、台湾を巡る中国のアグレッシブな言動に懸念を示すと同時に、米国は国際法の範囲内で今後も飛行や航行を続ける方針で、台湾海峡の通過も含まれるとした。
台湾外交部(外務省)の報道官は14日、中国側の主張は「誤り」だと指摘した。
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