[ローズバッド(米サウスダコタ州) 21日 ロイター] - イエレン米財務長官は21日、バイデン大統領はインフレ対策の一環でカナダの木材に対する関税を引き下げることを検討していないと述べた。
長官は訪問先のサウスダコタ州で記者団に「私が知る限り、現時点で検討対象とはなっていない」と発言。カナダ産木材には11.64%の反補助金関税が導入されている。
カナダのフリーランド財務相は20日、公開フォーラムでイエレン氏に対し、関税引き下げはインフレ対策になり、両国の貿易紛争も解決できるとの考えを示していた。
複数の関係者によると、バイデン大統領はインフレ抑制のためにさまざまな中国製品に対する関税撤回を検討しているが、来週の主要7カ国(G7)首脳会議前に決定することはない見通し。
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