[ワシントン 30日 ロイター] - 米通商代表部(USTR)のタイ代表は30日、中国の自国中心主義増強に向けた経済済政策による悪影響から米国の経済的な利益および価値観を精力的に擁護すると言明した。
タイ代表は、第1段階の米中通商合意のコミットメント不履行やより広範囲な非市場的な政策に関する中国政府との協議について、「過度に困難」で、新たなツールが必要と指摘。「われわれの今後の戦略は、中国に変化を求めるだけでなく、中国の経済政策や慣行によるマイナスの影響から米国の価値観や経済的利益を精力的に守ることも含まれる」と述べた。
米政府は「中国に変化を求めることをやめるわけにはいかない」としつつも、中国が政策を変えるまで待つこともできないと述べた。さらに「中国に変化するよう圧力をかけ続ける」と同時に、技術革新や半導体への投資、製造業サプライチェーンの米国への回帰に向けた法案を議会が承認するなど、一段の措置を講じる必要があるとした。
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