[北京 18日 ロイター] - 中国財政省は18日、米国の追加関税を受け、従来の計画通り約600億ドル相当の米国製品に関税を課すと明らかにした。
米国の対中関税第3弾と同じ24日付で発動する。
発動時刻は現地時間同日午後0時1分。関税率は当初想定した5%、10%、20%、25%でなく、5%と10%とした。財政省が18日遅く、ウェブサイトで公表した。
20%または25%の関税を課す方針だった製品には10%の関税を課す。25%に区分されていた液化天然ガス(LNG)の税率は10%となる。
対象は5207品目で当初案と変わらず。中国側は、米国が対中追加関税を強行するなら、適切に対応すると言明。米国の一国主義、保護貿易主義への対応を余儀なくされたとし、米国が貿易摩擦に歯止めを掛けることに期待するとした。
また、米国が互恵的な通商関係を維持することを望むとも表明した。