June 11, 2019 / 9:29 PM / 2 months ago

米・メキシコ合意、難民受け入れ巡る地域連携や法改正検討も=文書

[ワシントン/メキシコ市 11日 ロイター] - 米国とメキシコが先週合意した不法移民対策の中に、難民受け入れに関する地域全体での連携やメキシコによる法改正の検討などが含まれていることが分かった。

 6月11日、米国とメキシコが先週合意した不法移民対策の中に、難民受け入れに関する地域全体での連携やメキシコによる法改正の検討などが含まれていることが分かった。メキシコとの合意文書の写しを手に取材に答えるトランプ大統領。ワシントンで撮影(2019年 ロイター/LEAH MILLIS)

トランプ米大統領が11日、記者団の質問に答えた際に手にしていた文書には「難民認定手続きに関する負担共有に向けた地域的アプローチ」と記載されていた。また、メキシコが先に移民対策の効果を評価する期限に設定した「45日以内」の記述もあり、メキシコが合意実施に向けて現行法や規制を即座に見直すと確約したと記されている。

メキシコは前週、米国への難民申請者の審査が行われる間、メキシコに送還して待機させる措置を拡充することや、約6000人の国境警備要員を南部グアテマラとの国境に派遣するなどの不法移民対策で米国と合意。[nL4N23H3DZ]

メキシコのエブラルド外相は11日、45日以内に移民の流れを食いとめられない場合、メキシコを「安全な第三国」に指定するという米国の要求に応じるため、法案を検討すると表明。前週の2国間協議で、法改正の検討に合意していたことも明らかにした。

「われわれが失敗した場合は、安全な第三国とされ得る。米国の要求を受け入れる」と述べた。

ただ、外相は他の中南米諸国も負担を分かち合うべきだと指摘している。米国も同様の立場を示唆している。

「安全な第三国」に指定されれば、メキシコを通過して米国に入った移民は米国ではなくメキシコでの難民申請が必要になる。

米当局がメキシコとの国境沿いで拘束する不法移民の多くは、自国の政情不安や治安悪化を理由に米国に逃れた親子で、子供の長期間収容が認められていないため、米国内で釈放された状態で裁判所で難民申請の審理が終わるのを待つことになる。トランプ大統領はこの制度を「キャッチ・アンド・リリース」と呼んで問題視しており、難民収容が大きな懸念要因になっている。

ポンペオ米国務長官は10日、メキシコの移民対策の進展を「日々」見守ると表明。ブラジルや中米諸国、パナマと協議していることも明らかにしており、難民受け入れに関する地域連携に関係しているとみられる。

ペンス米副大統領は10日にFOXニュースの番組で「難民認定を求める人々は最初の安全な到着国での難民申請に甘んじるべきだと実質的に法律に明記するための法改正について、グアテマラと合意に達した。必要ならば実行に移す」と語った。

エブラルド外相は11日、米国への難民申請者をメキシコに送還して待機させる取り決めについて、送還先に国内3都市が追加される予定だと明らかにした。また、グアテマラとの国境への警備要員の配置は12日に開始するとした。

同国南部の国境線のインフラを大幅に改善する意向も示し、米国との合意を実施するには、南部の移民施設を改修する必要があると語った。

*内容を追加しました。

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