June 10, 2019 / 9:22 PM / 3 months ago

メキシコ、不法移民対策で周辺国と協議も 45日後に対策評価へ

[メキシコ市 10日 ロイター] - メキシコのエブラルド外相は10日、米国への不法移民の対策を巡り、追加的な対応を来月に米国と検討する可能性があると述べた。ブラジルやパナマなどとも協議する意向だという。

 6月10日、メキシコのエブラルド外相(写真)は、米国への不法移民の対策を巡り、追加的な対応を来月に米国と検討する可能性があると述べた。メキシコシティで撮影(2019年 ロイター/GUSTAVO GRAF MALDONADO)

トランプ米大統領は7日、不法移民対策を巡りメキシコと合意したことを明らかにし、メキシコ製品への制裁関税発動を無期限で停止すると表明した。両国が出した共同声明によると、メキシコは米国に入国した難民申請者の審査が行われる間、メキシコに送還して待機させる措置を拡充することで合意。メキシコはまた、同国南部のグアテマラ国境に武装した警官6000人を展開することを約束した。

追加的な措置は、主に中米からメキシコに入国し、米国境に向かう移民の数が今回の合意を受けた対策でも45日以内に減らない場合、必要になると、エブラルド外相は指摘した。

トランプ政権は、メキシコ側が十分な対策を講じなかったと判断した場合、関税発動の可能性はなおあると警告。ポンペオ米国務長官は記者団に、4─6週間内に成果を挙げることを期待していると述べた。

エブラルド外相はラジオ番組で、45日以内に移民対策の成果が出なければ「米国が求めるメキシコの『安全な第三国』指定について協議を始めることになる」と表明。また、そのような措置はメキシコ議会との協議が必要になるとも述べた。

米国は前週の対メキシコ協議で同国を「安全な第三国」に指定し、メキシコを通過して米国に入り、難民申請した移民をメキシコが恒久的に受け入れることを要求したが、メキシコ側は拒否していた。

一方、トランプ大統領はこの日、メキシコが近く、同国議会で審議が必要な両国合意の「未公開部分」を公表すると語った。詳細は明らかにしていない。大統領は記者団に、メキシコ議会の承認が必要で、「承認されなければ関税などの対応を考えなくてはならない」と述べた。

エブラルド外相はメキシコが移民の流れを阻止できないなら、他の諸国の関与が必要になるかもしれないと説明。

中米出身の不法移民はグアテマラやパナマ、またアフリカからの不法移民はブラジルを通って米国に向かうことが多い。

外相は「提案した措置が成功しなければ、米国のほか、グアテマラやパナマ、ブラジルと協議する必要がある」と述べた。詳細には触れなかったが、難民申請は最初の到着国で行うことが必要になるかもしれないと示唆した。

ブラジル、パナマ、グアテマラの各政府はコメントの求めに応じていない。

*内容を追加しました。

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