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WTO改革、新たなエネルギーやビジョン必要=米通商代表

米通商代表部(USTR)のキャサリン・タイ代表(写真)は10日、世界貿易機関(WTO)が以前の状態に戻ることは難しく、急速に変化する世界経済に合わせて通商ルールを刷新するため、「新たなエネルギーやダイナミズム、ビジョン」が必要だとの考えを示した。ジュネーブで10月撮影(2021年 ロイター/DENIS BALIBOUSE)

[ワシントン 10日 ロイター] - 米通商代表部(USTR)のキャサリン・タイ代表は10日、世界貿易機関(WTO)が以前の状態に戻ることは難しく、急速に変化する世界経済に合わせて通商ルールを刷新するため、「新たなエネルギーやダイナミズム、ビジョン」が必要だとの考えを示した。

タイ氏はワシントンで記者団に対して、WTOの紛争解決制度が以前の状態に戻れば、米国にとってはうまく機能しないだろうと指摘。制度が貿易紛争の解決を何十年も先延ばしにするのではなく、解決を後押しするよう機能すべきとの見方を示した。

WTOは、米国が上級委員会の委員選任を拒んできたため紛争解決手続きが機能停止に陥っている。米国は、上級委がその決定で新たな貿易ルールを作り、権限を超えていると批判している。

タイ氏は、制度再編に当たり上級委がどのように組み込まれるかは不明だが、加盟国は上級委の機能に何を求めるのかを明確にする必要があると述べた。

WTOは11月末にジュネーブで開催される閣僚会議で、漁業補助金の抑制に向けた交渉の妥結を目指し、WTOの改革を議論する。

タイ氏はこの会合について、WTOの新たな指導力や一部主要国がいかにWTOのダイナミズムを変えることができるかを確認する場になると指摘。「われわれは大胆になる必要がある。WTOを4、5年前の状態に戻すだけでは率直に言って急速に変化する世界経済に対応するために必要なエネルギーを得ることはできない」と語った。

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