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WTO加盟国、米国の脅しに結束して対抗すべき=元上級委員長

 10月3日、元米下院議員で世界貿易機関(WTO)上級委員会の委員長を務めたジェームズ・バッカス氏は、WTO加盟国はトランプ米大統領の脅しに結束して対抗すべきだとの考えを示した。写真はWTO本部。ジュネーブで7月に撮影(2018年 ロイター/Denis Balibouse)

[ジュネーブ 3日 ロイター] - 元米下院議員で世界貿易機関(WTO)上級委員会の委員長を務めたジェームズ・バッカス氏は3日、WTO加盟国はトランプ米大統領の脅しに結束して対抗すべきだとの考えを示した。

バッカス氏はWTOで行った講演で、トランプ大統領は各国に輸出制限を迫り、各国はルール違反と認識しながらも受け入れを余儀なくされていると指摘した。また、大統領は米国に不利な判断を示したWTO上級委員を脅していると批判した。

その上で「他のWTO加盟国が米国の脅しに結束して立ち向かうことが不可欠だ。単独では誰も抵抗したくない」と述べた。

WTOの紛争処理機関で最高裁の判事に当たる上級委員会は、トランプ政権による委員の再任拒否を受け、委員の数が紛争処理に最低限必要な3人に減っている。

バッカス氏は、上級委員会にこれ以上欠員が出れば、世界の貿易制度全体が脅かされると警鐘を鳴らした。

また、米国を除くWTO加盟163カ国は通常の提訴ではなく仲裁制度を利用し、米国をその枠組みから排除することで、米国を孤立させることができると指摘。

「トランプ政権に論理的な判断をさせることができなければ、理性を取り戻させるための手段として紛争解決で米国を孤立させる理由になる」と述べた。

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