[ワシントン 6日 ロイター] - イエレン米財務長官は6日、気候変動がすでに米国に大きな経済的・財政的影響を及ぼしており、今後数年間で資産価値の減損を招き、米金融システムに影響が波及するおそれがあると警鐘を鳴らした。
イエレン長官は民間の専門家や非営利団体などで構成する諮問委員会との会合向けの講演原稿で、「気候変動が激しさを増すにつれ、自然災害や気温の上昇が資産価値の下落を招き、影響は金融システムに連鎖する可能性がある。ネットゼロ経済への移行の遅れや無秩序な移行は、金融システムにも衝撃が及ぶ恐れがある」という認識を示した。 (※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください。)
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