September 5, 2018 / 2:40 AM / 2 months ago

トランプ米大統領、アサド氏の暗殺を昨年指示=政権内幕本

[ワシントン 4日 ロイター] - 著名ジャーナリストのボブ・ウッドワード氏が近く出版するトランプ米政権の内幕を描いた著書によると、トランプ大統領は2017年にシリアのアサド大統領の暗殺を指示したが、国防長官はこれを無視した。

11日に発売される著書「恐怖:ホワイトハウスのトランプ(Fear: Trump in the White House)」の抜粋が4日のワシントン・ポスト(WP)紙に掲載された。

同書ではトランプ氏について、衝動的な意思決定を下しがちで、有害で危険な行動を防ぐため側近が時に大統領の指示を無視する状況が描写されている。

同書によると、シリアのアサド政権による化学兵器使用疑惑が浮上した昨年4月、トランプ大統領はマティス国防長官に対し、アサド大統領の暗殺を望んでいると伝えた。マティス長官は直ちに対応すると応じる一方で、アサド大統領を特定の標的としない限定的なミサイル攻撃を行う計画を進めた。

長官はこれとは別の場面で、トランプ大統領の言動は「小学5、6年生のようだ」と同僚に漏らしたという。

マティス氏は4日、発言を否定する声明を発表した。

ウッドワード氏の著書ではまた、コーン前国家経済会議(NEC)委員長がトランプ氏の机から、大統領が署名する予定だった米韓自由貿易協定(FTA)破棄に関する書簡を持ち去ったとしている。

コーン氏は北米自由貿易協定(NAFTA)からの離脱に関する同様のメモを持ち去ることも試みたという。

トランプ氏はニュースサイト「デイリー・コーラー」に対してそうした事実はないとし、「作り話だ」と述べた。

このほか、ケリー大統領首席補佐官は影で大統領を「まぬけ」と呼び、「私たちは狂った街にいる。今までで一番ひどい仕事だ」と話したとされている。

トランプ大統領もロス商務長官に対して最盛期を過ぎていると侮辱したり、セッションズ司法長官についても「知的発達が遅れている」などと罵る発言をしたという。

 9月4日、著名ジャーナリストのボブ・ウッドワード氏が近く出版するトランプ米政権の内幕を描いた著書によると、トランプ大統領(写真)は2017年にシリアのアサド大統領の暗殺を指示したが、国防長官はこれを無視した。写真はワシントンで8月撮影(2018年 ロイター/Leah Millis)

ケリー首席補佐官はホワイトハウスを通じて発表した声明で、大統領を「まぬけ」と呼んだことは一度もないと述べた。

トランプ大統領はツイッターで、マティス氏やケリー氏らが述べたとされている内容は「作り話で、市民をだますものだ」と主張した。

ウッドワード氏はさらに、トランプ大統領がロシアによる2016年米大統領選介入とトランプ陣営との共謀疑惑を巡る捜査について偏執的な傾向を強めており、トランプ氏をウォーターゲート事件の際のニクソン大統領(当時)にたとえる側近もいると指摘した。

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