[ワシントン 29日 ロイター] - 米ホワイトハウスは29日、トランプ前大統領が任期終了後に持ち出した機密文書などについて、情報当局が国家安全保障上の潜在リスクを評価していることは「適切」との認識を示した。
ホワイトハウスは、これらの文書を巡る捜査に関与していないという。
国家情報長官室のヘインズ長官は議員に宛てた26日付書簡で、連邦捜査局(FBI)によるトランプ氏邸宅「マールアラーゴ」の8日の捜索で押収された文書類について、公開に際する国家安全保障上のリスクを長官室が先頭に立って評価していくと言明。
長官室による機密性評価作業が司法省による進行中の刑事捜査に不当に干渉することがないよう、双方が緊密に協力し円滑に作業を進めていくとした。
国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は、記者団に対し「長官と情報機関が行うべき適切な行動だ」と述べた。
FBIの捜索では、機密文書11件を含む文書類が押収された。
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